ゲーム実況者の為のアプリ作りました!マイク録音を別ファイルにする為に…。
人生で2度目のC#アプリがやっと出来ました。
NVIDIAのグラボには、便利な録画機能がある。
そう、ShadowPlayです。
低負荷でゲーム実況動画等が簡単に取れるので、利用している人はかなりいると思います。
しかーし、マイクの音が別ファイルにならないので、困っている人も多いのでは?
- 声がゲーム音より小さかった
- 逆にマイクの音量上げすぎて割れてた
なんてコトが、収録後に発覚したら撮り直しになってしまうし、初見動画等、撮り直しがきかないシーンでは、もう最悪。
それに、
- 部分的にエフェクトをかける
- リップノイズ除去
なんてことも出来ない。
同じ思いの人居ますか?
解決できるかもしれません…。
現状の問題点
これは、”こだわり”ゲーム実況者ならばやっているかもしれないけど。
マイク音だけ別ソフト(Audacity)で録る事。
でも、全て手動で、
1、Audacity録音開始(Rキー)
2、ShadowPlay録画開始(ALT+F9)
3、ShadowPlay録画停止(ALT+F9)
4、Audacity録音停止(SPACEキー)
5、動画編集ソフトで、マイク音を動画のタイミングに微調整しながら頑張って合わせる(凄い大変)。
以上、こだわり実況動画の製作手順。
もう一度言います。
「凄い大変!」
まぁ、別でICレコーダー等を使って録音して、そのファイルを使うなんて事もあるとは思いますけどねん。
これでも、位置合わせの問題は解決しません。
ソフトを作った背景
そろそろ、実況ぽいことやってみようなぁと思いテスト動画撮って編集してしてたら、プレイ動画とマイク音声の同期が面倒すぎた。
しかも、毎回毎回、タイミングが違うし…。ほんと、クオリティの高いゲーム実況動画作っている人、尊敬しちゃいます。
こういう、無駄に面倒な事は嫌いなんです。
こんな、地味な動画と音声の位置合わせなんていう、クリエイティブのかけらもない作業は楽しておきたいところ。
だからって、ShadowPlayで動画の中にマイク音を入れてしまいたくない。手軽さも大事だけど。そういうのはPS4の録画機能にお任せし、PCで編集するならこの辺は妥協したくない。
気になったらやる性格は止められません。
必要環境
Windows - 10(でのみ動作確認、8や7でも動くかも)
ShadowPlayの設定(*デフォルトはこれ)
- [手動録画]のキーが[ALT+F9]
(手動録画のみの対応)
Audacityの設定(*デフォルトはこれ)
- [録音開始]のキーが[R]
- [録音停止]のキーが[SPACE]
使用方法
お待たせしました。
ファイルをダウンロードしたら、ダブルクリックして起動してください。
こんな画面が出てくると思いますので、[exe Select]ボタンを押して、Audacityの実行ファイル(audacity.exe)を選択してください。
(デフォルトで、"C:\Program Files (x86)\Audacity\audacity.exe"が入っています)
あとは、[Start]ボタンを押すと、Audacityが起動して[ALT+F9]の監視が始まります。
そして、いつもの様に、ゲーム中に[ALT+F9]キーを叩けば、Audacityも連動して録音が始まったり止まったりします。
!Audacityは最小化してしまうと連動しないので、そのまま表示しておいてください。
!この時、起動したAudacityは[Stop(…)]を押すまで閉じないでください。
簡単ですね。ゲーム画面から離れる必要なし。
これで、マイク音だけ、Audacityで録り。 ゲーム動画はShadowPlayで録り。 後で、合成が簡単になり。 マイク録音開始のタイミングも手動じゃない。
Audacity側で、録り終わった音声トラックをファイルに書き出すの、お忘れなく。
監視を終了する時は、[Stop(…)]を押します。
現在、動画とマイク録音時間は同じですが、開発の都合で、5フレーム分くらい、マイク録音の中身は前にズレているので、編集時は後ろにズラしてください。
動画と一緒に並べて、マイク音だけ、ほんの少し後ろに移動させるとピッタリ合います。
毎回、同じズレなので、一度、把握すれば次からは同じように直ぐ合わせられると思います。
!終了しないと、ゲーム中じゃなくても、[ALT+F9]を監視し続けます。
!ShadowPlay側で[ALT+F9]を押さずに録画終了しても、Audacity側の録音は止まりません。ここはもう結局、2つの独立したアプリなので、使うあなた側で上手くやっていただければと思います。
* 前ズレの対策として、新しくType.Bも作ったので、お好みでどうぞ↓。
最後に
上手く動作した時は、ALT+F9と録音ソフトが連動して感動。
ShadowPlayとAudacityと動画編集しない人には分かってもらえないかもしれない…。
特に、底辺YouTuber(ユーチューバー)達が、少しでも幸せになれば嬉しいです。
C#開発に不慣れな人間が作っているので、まだまだ使い勝手の部分で問題があるかもしれません。コメントかTwitterでフィードバック頂ければ改良してみようと思います。
というか、前にも言ったけど、NVIDIA側で対応して欲しい!です。そんなに難しいんですかね…。
今回、このソフトを作るために様々なC#開発者のブログやドキュメントを参考にさせて頂きました。
こちらを参考にさせていただきました!
ありがとうございました。
ただ、SYSKEY_DOWNをフックした後に、直ぐPostMessageしようとすると送信出来ないのは何が原因なのか…。Sleep(1000)で待ってからPostMessageすれば送信できるって所がまた悩ましい〜。これが解決すれば、ズレ問題は解消すると思うんですよね…。
現在、調査中です。
ダウンロード
人柱寄りのフリーソフトなので、自由に使ってください〜。
Audacity4ShadowPlay (仮)
ダウンロード・リンク
!インストール後、何か不具合やトラブルが起こっても、全責任はこちらに無いものとして、全て自己責任で使用してください(お決まりのヤツです)。